実践型×他流試合形式ビジネスワークショップ 「Innovative Leadership Challenge」インタビュー

2020.01.03

実践型×他流試合形式ビジネスワークショップ  「Innovative Leadership Challenge」インタビュー

今年の1月、2月にICMG主催で開催したInnovative Leadership Challenge(以下、本ワークショップ)。今回は、本ワークショップにパートナー(テーマオーナー)として参画いただいた株式会社Crossdoor CEO 大舘さん、参加企業の富士通株式会社人材開発部の五十嵐さんと参加者の安田さんの3名にお時間を頂き、本ワークショップのファシリテーターであるICMG 田中と共にお話を伺いました。

「皆さんにお話しを伺う前に簡単に、このInnovative Leadership Challengeの概要について教えてください」

田中:本ワークショップは異業種・異職種の人達とチームを組んで取り組む他流試合形式のワークショップです。ソーシャルリーダーやスタートアップリーダー(今回はスタートアップ企業のCEOである大舘さん)から課題を提示していただいて、大企業の皆さんにはいつもと違うフィールドでアイディアを討議していただきました。そしてそのアイディアを実際にリーダーに向けてピッチを行うというのが大まかなワークショップの内容です。
Crossdoorさんは「MIRAI REMOCON」というプロダクトとアプリで、どこからでも家電を操作できるソリューションを提供されています。今回のテーマはそんなCrossdoorさんの新規事業企画チームとして事業を企画するというものです。


ICMG マネジャー 田中大裕

「なるほど。それでは早速、皆さんそれぞれの立場でこのワークショップにご参加頂いたきっかけなどを教えてください。」

五十嵐:そうですね、もともと弊社は選ばれたリーダーたちに向けてイノベーションの方法論等のリーダーに必要な基礎知識を習得する講座を開いています。その内容はシナリオシンキングやビジネスモデルデザインのようなナレッジのインプットをするものなので、インプットしたナレッジを実際にアウトプットして実践的に学んで頂く場が必要だと思い探していました。そんな時に、このワークショップを見つけたんです。実践の場に加えて他社の方たちと議論を交わすことで外の知見を入れる場を求めていたので条件が合い、今回参加に至りました。

「今回のワークショップはそれにぴったりだったわけですね!安田さんは会社からの推薦でご参加されたのでしょうか?>

安田:僕は自分で選んで参加しました。同じタイミングで、もう一つ、地域とコラボし、日本の社会課題を起点にビジネスイノベーションを考える内容のプログラムの案内があったのですが、そちらは受講者が自社だけでした。比べた時にこちらのワークショップは他の会社の方と話すことができるということでこちらを選択しました。

田中:富士通さんは特定のプールに対して募集して、参加者の皆さんは自ら選んで参加されていたんですよね?

五十嵐:はい。大体200人くらいの選抜された対象者がおり、その方々に対して公募しました。

「公募で集まっていただいたんですね。大舘さんは今回このワークショップにパートナーとして参画していただきましたが、どんなところが決め手だったのでしょうか?」

大舘:お話を頂いてすぐに、どのようなことを行うのかイメージがわきました。私は人材育成に関する社団法人の理事もやっていて、Crossdoorを立ち上げる前から人材育成には携わっていて興味のある分野なんです。なので、Crossdoorが題材としてお役に立てるのであれば是非参加したいと思いました。
会社としても他業種の方にフラットに意見を聞けて、しかも時間を使って考えてもらえる場に参加しないわけがない!という感じでした(笑)いい意見も悪い意見も聞きたいし、そもそも興味を持ってもらえる・もらえないも含めて聞きたいと思いました。構想段階でオフィス見学などは私から提案させていただきました。


Crossdoor CEO 大舘さん

田中:大舘さんは非常にお忙しいですが、その中でも時間を割いてやろうと思って頂いた理由は何でしたか?

大舘:まずCrossdoorが人材育成の役に立つのであれば是非と思いました。正直に言って、会社を知っていただいて何か案件になればいいなどとは思っていなくて、関係者がふと1年後とかに思い出した時に「元気? こんな情報あるよ」というくらいでもお付き合いが続いたら幸せだなと思いました。Crossdoorを知ってもらってファンになってもらえたら嬉しいなという思いです。

「ありがとうございます。では次に実際にワークショップを体験してみての感想や、受講前のイメージとのギャップなどをまずは安田さんから聞かせてください」

安田:正直始まる前はもっと楽勝だと思っていたんです(笑)自分もメーカーですし、赤外線を使って何かするというのは考えていたので割と得意な分野が来たなと思っていたんですが…全然楽勝じゃなかったです…(笑)。
モノづくりといっても実際に田中さんや立野さん(ワークショップのKeynote Speaker)にイノベーションの情報を叩き込まれて、その中で新しいものを作ろうとしたときに迂闊に出せないなと思いました。思ったよりずっと大変で時間がかかりましたね。
でも想像以上に突っ込んだ話も聞けましたし、実際に大舘さんのCrossdoorのオフィスに行くことで現場を感じられてすごく楽しかったです。


富士通 安田さん

田中:同じようにCrossdoorのオフィス見学が非常によかったと参加者の皆さん仰っていましたね。

安田:富士通もモノづくりの工場はもちろんあるんですけど、そこは生産に特化し整流化された大きな工場なので、Crossdoorのオフィスで、1つのものやビジネスを作るのにぎゅっと凝縮された空間を間近で見れてすごく嬉しかったですね。そのほかにもチームメンバーがそれぞれ普段やっていることが違って、会社の風土やカラーも違って、話していてすごく面白かったし勉強になりました。

田中:安田さんのチームは最終発表のテーマもすごく面白かったです。非常にインパクトがあって引き込まれる発表でしたよね。

大舘:正直尖り方がダントツでした。

「最終のアイディアに至るまで色々な葛藤があったと思いますが、ここがしんどかったとか、ここでパッと閃いた!など2か月のプロセスは如何でしたか?」

安田:途中でだんだん『皆で持ち寄ってやるというよりは自分の意見をガツンと出さないといけない』と方向性を変えたところがチームとしてよかったと思います。
ミドルピッチの時は全然違うアイディアでした。その時点でも大舘さんには尖っていると言って頂いた気はするんですがこれでは弱いと思っていました。
その後このアイディアを命かけてできるかと考えたら違うなと思ったんです。そこからずっと考えて、正直ファイナルピッチの段階でもアイディアが降りてきたという感じはなかったですね(笑)

田中:その足りなかった部分をあえて“何が”というなら何だと思いますか?

安田:自分が本当に「使いたい」とか「売れる」と思うものという観点で物事を考えたことがなかったのでそういう思考が弱いなと感じました。自分自身が尖っていないんだろうなって。


Idea memo

「今の安田さんのお話も踏まえつつ、パートナーとして大舘さんは今回参加して如何でしたか?」

大舘:私たちにはない発想だったので中間発表・最終発表共に面白く聞かせて頂きました。できる・できないは別として、私達の様に技術を知っているから出てこないこともあるので皆さんのアイディアに刺激を頂きました。
全然違う分野に持っていったら、その分野の当たり前がこっちでは尖っていたりするんです。本当に異端みたいに尖っている人って日常生活が送れていない人なので…(笑)必ずしもそんなに尖っていなくてもいいんじゃないかなと。

田中:結構「尖ってる論」ってありますよね。特に大企業の方が、尖っていないといけないみたいな固定観念がある気がします。みんなが尖っていたらまとまらないし、多様性は必要かなと思うんですが、大舘さんからみていかがですか?

大舘:尖り論に関してはうちみたいなベンチャー含め、トレーニングではどうにもならないし育ちません。たまたま尖って見えるアイディアが降ってくることはあるかもしれませんが、出せないと落ち込む必要はないし、出そうと努力する必要もない。尖っている人から必要な時に意見をもらったり、そういう人と組んで仕事をすればいいと思っています。
本当の意味での0⇒1は才能を持っていないとできないことだと思うんです。1⇒10、100にできる人がこういう富士通さんのような企業の役員のプール人材にいたら本当に素晴らしいので大切に育ててあげて欲しいです。

「五十嵐さんは社員を派遣してみて、実際に派遣前と、後でなにか感じたことはありますか?」

五十嵐:内容としてはワークショップ前後でイメージの齟齬はなかったです。もともとワークショップというスタイルは理解していたんですが思った以上にこのスタイルはよかったです。教える側と学ぶ側というスタイルではなく、全員でその場の学びを自ら創る場になっているなと感じて。
それと、テーマオーナーのある活動ってテーマを投げっぱなしで「聞きに来てくれたら対応するよ」というものも多かった印象があって、人数が適正だったのもあるかもしれませんが、想定していた以上に大舘さんと南さん(本ワークショップのアクセラレーター)がしっかり中に入って下さって伴走・共創して下さったのがすごくよかったです。
新しい物を創るというところだけでなく、商業的に成功するかどうかを考えるという点で様々なフィードバックを頂けたところがよかったです。


富士通 人材開発部 五十嵐さん

田中:実際にオブザーバーとして参加者をご覧になっていて、最初と最後で何か変化は感じましたか?

五十嵐:私は初回の参加が出来ませんでしたが、中間から最終で変わっていそうな人と変わってなさそうな人それぞれがいたという印象ですね(笑)
というのは時間も短かったし、みなさん本業を抱えた中での活動であったため、その状況の中でどれだけこの活動に頭を使っていたのか、時間をさけたのかが影響したのかなと。場の雰囲気は最終発表の時の方が、より受け身ではなかったと感じました。それぞれのグループの中でフィードバックをしあって、いい意味で言い合える関係ができ、グループではなくチームになっていたなと思いました。

「安田さんはご自身や他の参加者の変化について何か感じたことはありましたか?」

安田:感じたのはだんだん一体感が全体で生まれたなということです。初回からミドルピッチの間に会っていたわけではないけれど、いつの間にか一体感が生まれてチームになっていました。それぞれの「やらなくちゃ!」という気持ちがそうさせたのかもしれませんね。

五十嵐:実際にテーマオーナーがいない「自由にテーマを決めていいよ」というものよりも、同一のテーマオーナーがいて、その人の為に何かいいアイディアを出そうというベクトルが同じだったからこそ、一体感や共感も生まれて全員が同じところに立てていた気がします。そういう意味でバーチャルじゃないテーマのワークショップはいいなと感じました。

安田:そうですね。プロダクトが既にあったからなのか、皆最初は着地点を見ながらやっている部分があって、このくらいやっておけばいいかなというのがあったのですが、途中からそういう気持ちはなくなりましたね。いい意味で競い合うというか、もっと本気でいいアイディアを出さないと勝てないという気持ちになっていったんじゃないかなと思います。

「大舘さんはいかがですか?」

大舘:最終発表を聞いたとき、人によって濃淡はあれ、1プロジェクトをやって良くも悪くも色々なことを体感したのあろうなと感じました。試行錯誤して困った背景があるな、資料作成で悩んだんだろうなとか。いままで触れてきた業務と全然違うこともあって、苦しい想いをさせたんだろうなー、よかったなーと思いました。

田中:参加者のアンケートでは「情熱や覚悟が足りなかった」というコメントが多かったのが印象的でした。

大舘:どこで感じたんでしょうね。言葉の端々にでてしまっていたのでしょうか(笑)

安田:僕もアンケートでそんなようなことを書いた気がします(笑)自分で会社を起こし、自分の全責任の下ビジネスをやっている人を目の前にするとおこがましいなって思いましたね。自分たちは組織は大きいけれど、その大きな組織の一部となってしまい、守られているなと感じました。

五十嵐:それってきっと本気でやったからこそ感じたんだと思います。そういう意味でもこのワークショップはすごく意義があるなと感じます。ベンチャーさんの熱量やスピード感、パワフルさに触れることで「本気にならなきゃな」と思えるのがいい経験だなと思いました。
また、「この場をいい物にしよう」と考えているからこそ「熱量が足りないな」と感じるんだろうなと。


Final Pitch

「皆さんそれぞれ色々な気づきがあったんですね!では今回経験してみて今後に活かせそうだなと思うこと、加えて次回参加するとしたらどんなことをやってみたいですか?」

安田:私の仕事は営業なので直接業務にどうこうではなく、マインド面で自分のぬるいところとか、なぜ熱量が足りないのかとかを考えるきっかけになっていると思います。周りを盛り上げることの重要さとかチームメンバーを巻き込んでいくにはどうしたらいいか感じることはあったんですが、言葉にするのはなかなか難しいですね。自分が面白いと感じることはなんなのかもわかってきた気がします。次回やるとしたらもっと長期間でやってみたいですね。

田中:五十嵐さんは次回やるとしたらどんなことを期待しますか?

五十嵐:共創先として、どういうジャンルのベンチャー企業がいいとかは特にないですね。ただスタイルとしては今回のようなワークショップスタイルでかつ、机上の空論になりがちなバーチャルなお客様ではなく、実際のリアルなお客さま(テーマオーナー)と共創するというものにしていただきたいです。
あとは、0→1で重要なユーザーヒアリングと仮説検証について、今回は大舘さんが伴走してくださったので必ず全員1回以上はやっていると思うのですが、ちょっと壁打ちが足りないのかなと思ったので、みなさんがもっと行動的になれる仕掛けがあるといいなと思います。
今後、ビジネスをエコシステム的に考えていかなくてはいけない中で、様々なステークホルダーと共創する上でのリーダーシップを一人一人が身に着けていかないといけないと思います。また、キャリア自律という点からも、自分の価値や強み・自信を外からの視点で考えられる、そういう意味で今回人的ネットワークを作れたのも有益でした。
希望としてはアルムナイネットワークというか、せっかくできた人脈を更に深めたり、広げていくような場があるともっといいなと思います。会社とは違う外とのコミュニティを持てるのはすごく価値があるなと感じます。

田中:大舘さんは次回またパートナーとして参画していただけるとしたらどんなことに期待されますか?

大舘:もし次一緒にできるのであれば、今回の参加者に「もっとこうしたい」というのを伺った上でブラッシュアップできればいいなと思っているくらいです。あとは田中さんたちICMGさんにいいように料理していただければ(笑)
私が関われていた時間や距離が、私達が他でやっている研修と比べたら遠かったのですが、今皆さんのコメントを聞く限り、関われる時間の中では何かできたのかなと思います。
田中さん、南さんや派遣してくださる人事の皆さんとワークショップ開始前にお打合せできたというのはとてもよかったです。ワークショップ期間も田中さん達と伝え方など打ち合わせできたことは良い機会でした。

「ありがとうございます。せっかく皆さんに集まって頂いたのでこの機会にお互いに聞いてみたいことなどありますか?」

大舘:はい! 先ほど卒業生ネットワークの話をしていただいたと思うのですが、とても良いと思います。しかし、ワークショップ主催者であるICMGさんが声をかけて、卒業生ネットワークのパーティーを開催、たまに会うというのではなくて、何かあったら相談できる関係というのが本当の人脈かなと思うんです。たまたま誰かがテレビに出ていたら連絡する距離感だったり、人事発表を気にして「おめでとう」と一言言える関係が繋がる人脈だなと思っているのでそういう関係をつくれたらいいなと思います。

五十嵐:まさにそうですね。役員の方や起業家のお話を聞くとやっぱり持っている人脈がすごいなと思うんですよね。ベンチャーの方もしかり、経営リーダーになる方たちは色々な人脈を持っていて、さらに受け身じゃない、自分からつかんで、自分に活用できる人脈って言うんですかね? それがすごいなと思うのでそういうネットワークを作っていけるコミュニティになるといいなと思います。

大舘:“気軽にどうやって声をかけているか”みたいな話は多少伝えられるかもしれないです。

五十嵐:それはいいですね! 社内でやっている地域(島根県)との共創プログラムがあるのですが、そこで地域の人やソーシャルベンチャーの方に言われたのは「共創をするノウハウを知っているのと知らないのでは違う」ということでした。そして弊社メンバーは「それがない人が多いかもね」というフィードバックを頂いたんです。
どういう風に自分で人脈を作って、武器にするように働きかけるかを知識というより事例でお話していただけるといいなと思いました。終わった後にメールを出す・出さないそれだけで全然違うけど、やったことない人はわからない。

大舘:会社で参加したワークショップだからどこまで踏み込んでいいのかな、迷惑にならないかなと遠慮してしまう方も多いんですよね。

田中:一言連絡取り合っていいですよと伝えてあげるだけで変わるかもしれないですね。別のプログラムでも大企業の方に半年間の活動の評価をフィードバックしたんですけど、フィードバックした項目の中で一番低かったのが「ネットワーク力」でまさにお二人がおっしゃった部分なんですよね。

大舘:人との繋がりを良い意味で利用する勇気も必要かなと、自戒も込めて思っています。こんなことでメールするのは申し訳ないなとか思っちゃう方が多いと思います。


Wrap up party

「そういうところは日本人が苦手な部分かもしれませんね。さて最後になりますが今回この企画は私たちICMGとしても初めての試みだったのですが、本日の感想など一言いただけますでしょうか」

安田:もっと今日の皆さんと話したかったですね。大企業の人って割とコミュニケーション苦手なんじゃないかなって思うんです(笑)それは何故かと言うと、大企業って結構自分から行かなくても仕事が成立してしまうことが多いんですよね。
この90分を通して悔しかった気持ちとか色々鮮明に思い出しました。こういう気持ちを忘れてはいけないなと。もう一度奮い立たせて行動に起こさないとなと思う90分でした。

五十嵐:こういうワークショップをやった後に受講者やテーマオーナー含めて改めてお話しする機会はすごく有意義でした。私自身も若手企業家の大舘さんに聞きたいことがもっとたくさんあったので、引き続きこういうディスカッションや情報共有の場があるといいなと思いました。

大舘:ワークショップを通して悔しい想いがあったとしたら、自分が持っている力の100%を使ってもできないことがあったのか、力を100%出さなかったのかだと思うのです。もし、せっかくの機会に100%を出さなかったのであればそれはどうしてなのか。人はたまにでも100%以上の力を出さないと錆びついちゃうらしいのです。大企業の優秀な方々が錆びつくなんてもったいないじゃないですか。なので、人事や育成に関わる方々にはワークショップでも、実務でも100%以上になる機会を定期的に作っていただきたいです。社内で難しいならたまにCrossdoorに来ていただいてもいいです。ICMGさんとインターン的なプログラムも作れます(笑)

ありがとうございました!
昨今の状況によりオンラインで開催させて頂いたのですが、まるでその場にいるかのようにお話が進み、皆さんの信頼関係が窺える時間でした。
改めて貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。


【本プログラムに関して】

実践型×他流試合形式ビジネスワークショップ
Innovative Leadership Challenge

VUCA時代において、企業の持続的成長には Diversity が不可欠であり、リーダーひとりひとりにも Internal Diversity と呼ばれる多面的な視座や価値観を有することが不可欠です。ただし、多くの場合、企業のラインでは多様な経験や価値観を獲得する機会は多くありません。本プログラムは、通常業務では出会わないスタートアップ・ビジネス・リーダーとの協働を通じて、知の探索の旅に出かけ、異能と出会い、そのプロセスを通じて out-of-the-box への感度を高め、企業の持続的成長を担うリーダー育成の起点をつくっていただくことを目的としています。


【ICMG Groupについて】

ICMG Groupは、創業20年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービス、ベンチャーキャピタル、CVC、デジタル、プロダクトデザイン、リーダーシッププログラム、再生可能エネルギー、脱炭素事業をグローバルで提供しています。また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとシンガポール、インド、東南アジアで共同投資を行っております。また、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速する株式会社ICMG Digitalを2023年にローンチし、2024年には、元Microsoft米国本社のDirector of Product Design and Research, Frontline Studios GMであったAna Arriola-Kanadaと日本企業のプロダクトデザインを実行するICMG Nextをローンチしています。これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。

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