全体概要および各チャレンジの紹介
– Aichi Smart Sustainable City Co-Creation Challenge 2020 –
【概要】
「Aichi Smart Sustainable Co-Creation Challenge」は愛知県が、市民と世界の持続可能な未来をリードする為のオープンイノベーションチャレンジです。愛知県が「Smart Sustainable City」をリードする為の4つのチャレンジについて新たな「知」を共創するパートナーを世界から募り共創事業を立ち上げます。
【背景】
愛知県は42年連続で製造品出荷額等の日本一を誇り自動車、航空宇宙、ロボット産業を中心に世界の「モノづくり」をリードし続けています。しかし、CASEやVUCAといった外部環境の変化により、変革を余儀なくされています。そのような中、愛知県は2018年10月に「Aichi-Startup戦略」を策定しスタートアップ企業を起爆剤としたイノベーション誘発の土壌創りを推進しています。
そして、その中の一つの位置づけとして、「Aichi Smart Sustainable Co-Creation Challenge」は生まれました。
【目的】
Aichi-Startup戦略の元、世界でも先進的なスタートアップ支援の実績を持つシンガポール国立大学(NUS)と連携し、NUSのノウハウを愛知県に取り込むと共に、ノウハウを活用した県内のスタートアップ支援等を実施することで、愛知県におけるスタートアップ・エコシステムの形成・充実を目指します。
※愛知県は、シンガポール国立大学(NUS)と、2018年8月に「科学技術分野における連携協力に関する覚書」を締結しました。さらに、この覚書をベースとした「スタートアップ支援分野における連携協力に関する覚書」を 2019年9月に締結しました。
【チャレンジテーマ】
- Challenge 1:
「ものづくりの愛知県からDXによる製造業の新モデル創造(仮称:新Kaizenモデル)」
旭鉄工株式会社 - Challenge 2:
「新たな移動のエコシステムとビジネスモデルの構築」
アイシン精機株式会社 - Challenge 3:
「南知多町をモデルとした世界・都市・地域に生きる新たな生活モデルの創造」
南知多町 - Challenge 4:
「空港を起点とした Smart Sustainable City の可能性追求」
中部国際空港
【プロセス】
今回採択されたスタートアップは13件の内、4件が実証実験フェーズに移り、現在社会実装を目指し鋭意準備中です。
共創事業の実証実験に結び付いたポイントとしては、大きく分けて3つあります。
- 愛知県の発展に資する課題と、チャレンジオーナーがチャレンジしたい直近の課題の接点を見つける
- 設定したチャレンジ課題を解決しうるビジネスモデル仮説を作成、共創事業に結び付く可能性の高いスタートアップをリクルートする
- 現場のリアルな課題感を抽出し、参加するステークホルダーを上手く巻き込みながら、最も確度の高い、解決策仮説を創りこみ事業案に落とし込む
ICMGは、本プログラム全体の設計及び、各案件の共創事業案創出のファシリテーション及び、アドバイザーとして事業化検討から社会実装までを一貫してサポートしております。
【ICMG Groupについて】
ICMG Groupは、創業20年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービス、ベンチャーキャピタル、CVC、デジタル、プロダクトデザイン、リーダーシッププログラム、再生可能エネルギー、脱炭素事業をグローバルで提供しています。また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとシンガポール、インド、東南アジアで共同投資を行っております。また、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速する株式会社ICMG Digitalを2023年にローンチし、2024年には、元Microsoft米国本社のDirector of Product Design and Research, Frontline Studios GMであったAna Arriola-Kanadaと日本企業のプロダクトデザインを実行するICMG Nextをローンチしています。これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
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