株式会社ICMG Partners(本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役:舩橋元)が運用し、日本空港ビルデング株式会社(本社:東京都大田区羽田空港、代表取締役:横田信秋)、株式会社きらぼし銀行(本社:東京都港区南青山、取締役頭取:渡邊壽信)がLP出資するICMG共創ファンド1号投資事業有限責任組合は、Sequoia Capital, Google, Beenext, Rakuten Capital、JAFCO等とともに、TWID PAY GLOBAL PTE. LTD.(本社:60 Paya Lebar Road, Singapore CEO:Amit Koshal)へのシリーズAラウンドの出資を実行したことをお知らせいたします。TWIDは、インドを拠点とする世界初のポイント決済プラットフォーマーで、ポイント発行会社のロイヤリティポイントを集約し、加盟店で通貨として利用できる「Pay with Rewards」プログラムを展開しています。ロイヤリティポイントを決済手段として利用できるようにすることで、オンライン、オフライン市場におけるポイント決済の流動性を高め、社会全体に浸透することを目指します。
Smile.ioの調査によれば、未使用のポイント割合は85%にのぼると推定されており、また、Bond Brand Loyalty の調査では、過去1年間にポイントを使用した顧客と比較して、使用しない顧客は2倍以上の確率でそのブランドから離反するといわれています。ロイヤリティプログラムが増えているにもかかわらず、多くの付帯サービスの認知度や利用率は低い水準にあり、企業の意図するロイヤリティ向上に寄与していません。
その一方で、Future Market Insightsによると、現在のインドにおけるポイント市場はUS$2.9Bnで、15%のCAGRとともに2031年にはUS$10.9Bnにまで成長すると予測されています。また、PR Newswire, Global New Wireによれば、グローバル市場の中でも米国が2022年時点でUS$35.5Bn、日本でUS$10.2Bnの市場規模を有しており、2026年には2ヵ国合わせUS$70Bnを超えると見込まれており、ポテンシャル市場として大きな成長機会を示しております。
こうした現状を踏まえ、TWIDは、ユーザー、ポイント発行会社、加盟店の三者が関与する革新的なポイントネットワークを構築し、ユーザーのロイヤリティポイントを、通貨として使用できる革新的なソリューションを開発しました。同社のコアソリューションである「Pay with Rewards」では、ユーザーがTWIDネットワーク内に登録すると、金融機関や小売店、F&B、旅行代理店等が発行するポイントがプラットフォーム内で自動取得、集計、通貨換算され、加盟しているEコマースや小売店で商品購入をする際に、支払いオプションの1つとして、換算値ベースで利用可能となります。商品購入においては、クレジットカードやデビットカード支払いとポイントを合わせて決済することができるため、商品取引の需要拡大につながることが見込まれます。また、オンライン決済に加え、QRコードを通じたオフライン店舗でのポイント決済にも対応しており、サイロ化された各社ポイントを幅広い用途で活用できるという便益により、顧客ロイヤリティ向上、維持に貢献しております。本ソリューションは、APIを介して簡単に加盟店と統合できるため、ユーザー、加盟店、ポイント発行会社のいずれにとってもシームレスな体験を提供しています。
今後、ICMGグループは、日本の大企業とのネットワークを活用して、TWIDのプラットフォーム拡大に資する事業支援を行って参ります。インド市場に加え、日本等の市場におけるロイヤリティプログラムの活性化にも中長期的に寄与し、グローバル市場全体における本ソリューションの浸透と発展に貢献して参ります。
【TWIDについて】
TWIDの事業は2020年10月に、Amit Koshal氏、Rishi Batra氏、Amit Sharma氏の3名によって、インドのベンガルールにてローンチされました。Amit.K氏とAmit.S氏は共にIntuit社でリーダーシップポジションの立場にあり、Rishi氏はBennett, Coleman and Companyで投資を主導しておりました。同社のコアソリューションである「Pay with Rewards」は、ユーザーのポイントと決済を組み合わせた世界初のフィンテックソリューションであり、オンライン、オフライン市場におけるポイント決済の流動性を高め、社会全体に浸透することを目指しております。
URL: https://twidpay.com/
【ICMG Groupについて】
ICMG Groupは、創業20年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービス、ベンチャーキャピタル、CVC、デジタル、プロダクトデザイン、リーダーシッププログラム、再生可能エネルギー、脱炭素事業をグローバルで提供しています。また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとシンガポール、インド、東南アジアで共同投資を行っております。また、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速する株式会社ICMG Digitalを2023年にローンチし、2024年には、元Microsoft米国本社のDirector of Product Design and Research, Frontline Studios GMであったAna Arriola-Kanadaと日本企業のプロダクトデザインを実行するICMG Nextをローンチしています。これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。
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