ICMGは、国連開発計画(UNDP)インドネシア、日本クロージャー株式会社(NCC)主催の「サーキュラーエコノミーダイアログ」を実施しており、第2回目は「環境に優しいものづくり」をテーマに実施しました。12/14(水)第3回目では、日本政策投資銀行(DBJ)、鹿児島県大崎町、徳島県上勝町、インドネシア財務省、食品ロスの改善に取り組むスタートアップSurplus社が登壇し、「ファイナンスや先進的なウェイストマネジメントの取り組み」について対話致しますので、お楽しみに!
第2回目「Eco-friendly Manufacturing」レポート
■日時:11月10日(木)15:00-17:00(日本時間)
■登壇者:
1.サントリーホールディングス 渡辺 雄太氏(サステナビリティ経営推進本部ゼネラルマネージャー)
2.Asia Pacific Rayon社 Susan Johanna Slabbert氏(サステナビリティ部門責任者)
3.日本製紙株式会社 徳竹 英亮 氏、飛﨑 なな 氏(紙パック営業本部 紙パック営業統括部)
4.Great Giant Foods 社 Tommy Wattimena氏(CEO)
SDGアカデミーWahyu Tini Astuti副所長の挨拶から始まり、今回は飲食料、製紙、繊維のサーキュラーエコノミーについて考えるダイアログになりました。インドネシアは、高い世界飢餓指数にも関わらず多くの食品廃棄問題を抱えており、Great Giant Foodからは、廃棄物を活用したサプリや餌・エネルギーなどの循環型農業に加えて、衛星技術を活用した土壌有機炭素 (SOC:Soil Organic Carbon)測定、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティなどのチャレンジングな施策が共有され、Asia Pacific Rayonからは木材由来の生分解可能レーヨン、Cradle to Cradle(ゆりかごからゆりかごまで)を考慮したバリューチェーン、男女平等推進に向けた取り組みなど、世界中の持続可能なファッション推進のための取り組みが発表されました。
日本側サントリーから環境保全活動、ペットボトルの軽量化・リサイクルシステム、100%植物由来の原料・リサイクル素材の技術開発等取り組みが共有され、日本製紙からは資源循環のための植林事業、紙ベースの化粧品やシャンプーのパッケージ、ストロー不要の給食牛乳パッケージなど、日常のプロセスに導入できる具体例が紹介されました。
環境への影響が少ないビジネスは、健康な地球を作るだけでなく、強固なビジネスを構築していることが分かりますが、企業文化、コスト、バリューチェーン、消費者のマインドなど多くの障壁のため、循環型社会へ移行するのは容易ではありません。第3回では、サーキュラーエコノミーを促進させるためのファイナンススキームや先進的な廃棄物処理・削減に向けた方法についてダイアログを開催します。
第3回目「CE Financing Scheme and Efficient Waste Prevention & Collection」案内
■日時:12月14日(水)15:00-17:10(日本時間)
■登壇者:
1.日本政策投資銀行 楠畑 篤志氏 (サステナブルソリューション部 次長兼課長)
2.インドネシア財務省 Zenitha Astra Paramitha氏 (Fiscal Policy Analyst, Fiscal Policy Agency)
3.鹿児島県大崎町 松元昭二氏 (住民環境課長)
4.徳島県上勝町 BIG EYE COMPANY 大塚桃奈氏 (Chief Environmental Officer)
5.Surplus Indonesia社 Muhammad Agung Saputra氏(CEO)
これらダイアログを通して、2021年開始以来8000人以上の人がコースに登録しているSDGsアカデミーのモバイル学習プログラムや5カ月のリーダーシッププログラムなどを構築し、インドネシアにおけるサーキュラーエコノミーのローカライズに貢献して参ります。
ICMGは「世界中の意志ある仲間と未来を共創する」というパーパスのもと、インドネシアの社会課題解決のみならず国内のサーキュラーエコノミーの進展に貢献して参ります
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ICMG 佐々木
電話:03-6812-2519 メール:[email protected]
【ICMG Groupについて】
ICMG Groupは、創業20年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービス、ベンチャーキャピタル、CVC、デジタル、プロダクトデザイン、リーダーシッププログラム、再生可能エネルギー、脱炭素事業をグローバルで提供しています。また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとシンガポール、インド、東南アジアで共同投資を行っております。また、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速する株式会社ICMG Digitalを2023年にローンチし、2024年には、元Microsoft米国本社のDirector of Product Design and Research, Frontline Studios GMであったAna Arriola-Kanadaと日本企業のプロダクトデザインを実行するICMG Nextをローンチしています。これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
ICMG Group
Group Marketing Department
Call:+810368122511
Email:[email protected]
Website: https://www.icmg.co.jp
日本クロージャ―株式会社(NCC)
金属製、プラスチック製の各種キャップ・クロージャー製品、およびキャッピングマシンを供給している日本の大手クロージャーメーカー。「クロージャーで人と社会に感動を」を経営理念に、環境に優しい製品の研究と開発に努め、共創を通じて持続的に付加価値のある製品を製造している。
URL: https://www.ncc-caps.co.jp/
UNDPインドネシア
UNDPは約170の国と地域で活動し、貧困撲滅、不平等と排除の削減、そして各国が進歩を持続できるような強靭性の構築を支援。国連の開発機関として、各国が持続可能な開発目標を達成できるよう支援する重要な役割を担っている。UNDPが支援する各プログラムには、具体的で多様な目的がありますが、能力開発は、インドネシアおよび世界中のすべてのUNDPプログラムに共通する目的の1つとなっている。
URL: https://www.undp.org/indonesia
SDGアカデミーインドネシア
SDGアカデミー・インドネシアは、UNDPインドネシア、国家開発計画省(Bappenas)、タノト財団が主導する、SDGsをインドネシアにローカライズするためのメディアであり、SDGsを主流化するためのナレッジハブとして機能しています。SDGリーダーシップ・プログラムは、SDGアカデミー・インドネシアによる主要プログラムの一つで、政府および非政府セクターのステークホルダーを対象とし、持続可能な開発目標である2030年アジェンダの達成に貢献できるSDGs特性を持つリーダーを育成することを目的としています。 同アカデミーは、これらのSDGsのステークホルダーが、インドネシアのポストパンデミック危機からの回復において、よりグリーンで、よりレジリエントで、よりインクルーシブな都市に向けてより良いものを構築するために役立つことを期待しています。
URL: https://www.sdgacademyindonesia.id/
Sustainable Living Lab(SL2)
SL2は、2011年にシンガポールで設立され、シンガポール、インドネシア、インド、米国に拠点を置く。シンガポール政府と連動しながらSDGsにおけるイノベーション創出を推進するSDGs Innovation Acceleratorであり、シンガポールのみならず各国にてSDGsにおける多様なイノベーション創出を加速してきた豊富な実績を有する。今回は、ICMGと共に双方のナレッジ・ネットワーク・オポチュニティを共有しながらSDGsにおける共創型でのイノベーションをリード。
URL: https://www.sustainablelivinglab.org/